| 内容 |
特集:特集新たな測定指標やセンサが拓く監視制御システム ―― 水環境分野の動向―― |
| 巻 |
21巻1号2016年
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| Page |
2
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| 題名 |
流域レベルでの溶存有機物(DOM) 管理に向けた新たな展開
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| Title |
New Horizon of Dissolved Organic Matter (DOM) Control in Watersheds |
| 著者 |
春日郁朗 1),栗栖 太 2) |
| Authors |
Ikuro KASUGA, Futoshi KURISU |
| 著者表記 |
1) 東京大学大学院 工学系研究科, 2) 東京大学大学院工学系研究科 |
| 著者表記(英) |
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| 著者勤務先名 |
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| Office name |
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| 著者所属名 |
1) 都市工学専攻,2) 水環境制御研究センター |
| キーワード |
溶存有機物,フーリエ変換質量分析,水質事故,水質管理,未知リスク |
| Key Words |
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| 概要 |
江戸川におけるヘキサメチレンテトラミンの流出事故が示すように,規制外の未知物質への対応能力の強化が求められている。溶存有機物は様々な水質障害を引き起こすにもかかわらず,従来の分析方法ではその複雑な組成を明らかにすることは困難であった。近年,溶存有機物の組成を分子レベルで解析する技術として,フーリエ変換質量分析が注目されている。高精度・高分解能なフーリエ変換質量分析を活用して溶存有機物の組成を可視化することで,水質異常を迅速に検知し,未知リスクを特定するという新たな水質管理への展開が期待される。
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| Abstract |
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