学会誌「EICA」

[研究発表] 減圧処理装置を用いた下水汚泥重力濃縮槽の自動管理システム

内容
下水汚泥処理における重力濃縮槽において、汚泥の腐敗が進行することにより濃縮性や固形物回収率が悪化する事例が増えている。汚泥の腐敗が進むと脱水性の低下や脱離液の性状を悪化させるなどの2次的な問題も大きい。このため、重力濃縮槽での汚泥腐敗を抑制する運転管理が望まれている。そこで解決策の一つとして、汚泥界面を低くして滞留時間を必要最小限に抑えれば、腐敗を抑制して安定した濃縮ができると考えられる。一方、汚泥界面を低くすると、タイマーによる間欠引抜きの際に、脱離液を同伴して平均汚泥濃度を低下させる結果になる。このため、濃縮槽から貯留槽へのライン中に汚泥減圧装置と濃度計を設置し、濃縮汚泥を連続的に減圧しながら引き抜き、循環するラインと貯留槽へのラインとに自動的に切り替えながら、引抜き汚泥濃度と汚泥界面を管理する。その結果、減圧処理により効果は汚泥の腐敗を防止させ、併せて汚泥を連続的に引き抜くことにより、重力濃縮槽での自動管理が行えた事例を紹介する。
3巻2号1998年
Page
35
題名
減圧処理装置を用いた下水汚泥重力濃縮槽の自動管理システム
Title
著者
澤井正和.畠山修一郎.○黒田浩史(川崎重工業(株)).能勢元昭.田中良穂(神戸市建設局)
Authors
著者表記
Author attribution
著者勤務先名
Office name
著者所属名
キーワード
減圧処理装置、重力濃縮槽、腐敗防止、自動管理
Key Words
概要
下水汚泥処理における重力濃縮槽において、汚泥の腐敗が進行することにより濃縮性や固形物回収率が悪化する事例が増えている。汚泥の腐敗が進むと脱水性の低下や脱離液の性状を悪化させるなどの2次的な問題も大きい。このため、重力濃縮槽での汚泥腐敗を抑制する運転管理が望まれている。そこで解決策の一つとして、汚泥界面を低くして滞留時間を必要最小限に抑えれば、腐敗を抑制して安定した濃縮ができると考えられる。一方、汚泥界面を低くすると、タイマーによる間欠引抜きの際に、脱離液を同伴して平均汚泥濃度を低下させる結果になる。このため、濃縮槽から貯留槽へのライン中に汚泥減圧装置と濃度計を設置し、濃縮汚泥を連続的に減圧しながら引き抜き、循環するラインと貯留槽へのラインとに自動的に切り替えながら、引抜き汚泥濃度と汚泥界面を管理する。その結果、減圧処理により効果は汚泥の腐敗を防止させ、併せて汚泥を連続的に引き抜くことにより、重力濃縮槽での自動管理が行えた事例を紹介する。
Abstract
""A device for deaeration of waste water sludge has been developed as a prevention of further decomposition. We set it at the outlet line of gravity thickener. The device can change the destination of the deaerated sludge to next treatment step or to thickener by the concentration of the sludge. We demonstrated that the concentration of effluent of gravity thickener has held high. The deaerating device is also efficient for measuring instrument, such as density meter and flow meter, which is disturbed by the contaminated gas in effluent. Because the concentration of the sludge depends on the height of sludge-liquid-interface, we can accurately control the height of sludge-liquid-interface of thickener by using this device.""

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