学会誌「EICA」

[研究発表] リン酸イオンの簡易な高感度測定法の開発

内容
リン酸イオンの高感度測定は,水環境のモニタリングだけでなく物理化学的なリン除去プロセスの解析においても必要性が高い。本研究では,従来のフローインジェクション法によるリン酸イオンの定量限界より低濃度のリン酸イオンを簡易に定量できるメンブレン抽出法の開発を行った。本法は,特別な測定機器を必要としないことが特長である。リン酸イオンは,従来から用いられているモリブデンブルーとして発色させた。3価の陰イオンであるモリブデンブルーとdodecyltrimethylammonium (DTMA) イオンのイオン会合体を形成し,これをメンブレンフィルターでろ過してフィルター上に捕捉した。このフィルターをアセトニトリルで抽出して吸光度を測定した。100 mLの試料を用いて10 mLのアセトニトリル溶液として抽出した場合,検出限界は0.3 μg-PO4 L-1であった。
13巻2/3号2008年
Page
231
題名
リン酸イオンの簡易な高感度測定法の開発
Title
著者
木曽祥秋 1), 仁木圭三 1), 三浦 晃 1), Yong-Jun Jung 2)
Authors
著者表記
1) 豊橋技術科学大学エコロジー工学系, 2) Catholic University of Pusan
Author attribution
著者勤務先名
Office name
著者所属名
キーワード
リン酸イオン,微量分析,メンブレン抽出,イオン対形成,四級アンモニウム
Key Words
概要
リン酸イオンの高感度測定は,水環境のモニタリングだけでなく物理化学的なリン除去プロセスの解析においても必要性が高い。本研究では,従来のフローインジェクション法によるリン酸イオンの定量限界より低濃度のリン酸イオンを簡易に定量できるメンブレン抽出法の開発を行った。本法は,特別な測定機器を必要としないことが特長である。リン酸イオンは,従来から用いられているモリブデンブルーとして発色させた。3価の陰イオンであるモリブデンブルーとdodecyltrimethylammonium (DTMA) イオンのイオン会合体を形成し,これをメンブレンフィルターでろ過してフィルター上に捕捉した。このフィルターをアセトニトリルで抽出して吸光度を測定した。100 mLの試料を用いて10 mLのアセトニトリル溶液として抽出した場合,検出限界は0.3 μg-PO4 L-1であった。
Abstract

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