学会誌「EICA」

[研究発表] 医薬品の出荷量からの下水処理場流入原単位の推定と実測値との比較

内容
10種の医薬品について、薬事統計と排泄率から下水処理場に流入する一人当たりの負荷量を推定し、8つの下水処理場の流入水濃度の実測値からの算定結果と比較した。7種で両者の差が1オーダー内に収まった。これらの物質は流入負荷量と下水処理人口との間で高い正の相関が見られ、推定の妥当性が示唆された。一方、推定値と実測値との乖離が大きかった物質には、動物への使用など薬事統計では網羅できない負荷源が存在していることがわかった。従って、人用のみに利用される医薬品についてこの方法で流入濃度を推定できる可能性が示された。
13巻2/3号2008年
Page
253
題名
医薬品の出荷量からの下水処理場流入原単位の推定と実測値との比較
Title
著者
杉下寛樹 1), 奥田 隆 1), 小林義和 1), 山下尚之 1), 中田典秀 1), Andrew C. Johnson 2), 田中宏明 1)
Authors
著者表記
1) 京都大学 工学研究科附属 流域圏総合環境質研究センター, 2) Centre for Ecology and Hydrology, Wallingford
Author attribution
著者勤務先名
Office name
著者所属名
キーワード
医薬品、PPCPs、下水処理場、流入濃度、推定
Key Words
概要
10種の医薬品について、薬事統計と排泄率から下水処理場に流入する一人当たりの負荷量を推定し、8つの下水処理場の流入水濃度の実測値からの算定結果と比較した。7種で両者の差が1オーダー内に収まった。これらの物質は流入負荷量と下水処理人口との間で高い正の相関が見られ、推定の妥当性が示唆された。一方、推定値と実測値との乖離が大きかった物質には、動物への使用など薬事統計では網羅できない負荷源が存在していることがわかった。従って、人用のみに利用される医薬品についてこの方法で流入濃度を推定できる可能性が示された。
Abstract

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