学会誌「EICA」

[研究発表] 微生物の体外分泌物とトルエンガス除去特性との関係

内容
 主要なVOC 化合物で悪臭物質でもあるトルエンは,その微生物による代謝が広く知られているため,その除去への生物脱臭法の適用が数多く試みられているが,十分な処理速度が得られていない。本研究では,トルエン分解菌が分泌するEPS (細胞外高分子物質) に着目し,気相と微生物相の間に存在する液膜中のEPS 組成とトルエンガスの微生物による除去との関係について観察・把握するための基礎的実験を行った。その結果,EPS の糖,タンパク質の濃度がいずれもある範囲内にある状態に限り,除去速度が通常以上に向上するという可能性が示唆された。
23巻2/3号2018年
Page
128
題名
微生物の体外分泌物とトルエンガス除去特性との関係
Title
Relationship between Extracellular Secretion and Gaseous Toluene Removal in Microorganisms
著者
高橋知広,樋口能士
Authors
著者表記
Author attribution
Tomohiro Takahashi and Takashi Higuchi
著者勤務先名
立命館大学
Office name
著者所属名
キーワード
トルエン,生物脱臭法,トルエン分解菌,EPS (細胞外高分子物質)
Key Words
概要
 主要なVOC 化合物で悪臭物質でもあるトルエンは,その微生物による代謝が広く知られているため,その除去への生物脱臭法の適用が数多く試みられているが,十分な処理速度が得られていない。本研究では,トルエン分解菌が分泌するEPS (細胞外高分子物質) に着目し,気相と微生物相の間に存在する液膜中のEPS 組成とトルエンガスの微生物による除去との関係について観察・把握するための基礎的実験を行った。その結果,EPS の糖,タンパク質の濃度がいずれもある範囲内にある状態に限り,除去速度が通常以上に向上するという可能性が示唆された。
Abstract

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