学会誌「EICA」

[研究発表]下水汚泥の高温好気法処理における連続計測と解析

内容
本研究では、有機廃棄物の再資源化のため、高温好気法を利用した下水汚泥の処理について研究を行った。ここで、高温好気処理法における生物反応過程をより高度に制御するため、反応中の温度、酸素濃度、重量を連続的に計測し、その実測データから熱収支の解析により反応特性を明らかにした。その結果、温度の連続計測値より10日間、ほぼ50℃以上の高温で持続し、酸素消費速度の経時変化により有機物の分解が活発に起っていたことが明らかになった。また、熱収支の解析から反応熱特性については、水分の蒸発熟量の割合が63%となり、装置の放熱量は全反応熱の23%になった。高温好気処理過程で反応熱が最も有効に利用されるには、有機物に応じた水分蒸発能力の制御と装置の熱管理が垂要であると考えられる。
3巻1号1998年
Page
103
題名
下水汚泥の高温好気法処理における連続計測と解析
Title
著者
○楊 瑜芳.津村和志.内藤正明(京都大学)
Authors
著者表記
Author attribution
著者勤務先名
Office name
著者所属名
キーワード
高温好気法、濃縮汚泥、連続計測法、熱収支
Key Words
概要
本研究では、有機廃棄物の再資源化のため、高温好気法を利用した下水汚泥の処理について研究を行った。ここで、高温好気処理法における生物反応過程をより高度に制御するため、反応中の温度、酸素濃度、重量を連続的に計測し、その実測データから熱収支の解析により反応特性を明らかにした。その結果、温度の連続計測値より10日間、ほぼ50℃以上の高温で持続し、酸素消費速度の経時変化により有機物の分解が活発に起っていたことが明らかになった。また、熱収支の解析から反応熱特性については、水分の蒸発熟量の割合が63%となり、装置の放熱量は全反応熱の23%になった。高温好気処理過程で反応熱が最も有効に利用されるには、有機物に応じた水分蒸発能力の制御と装置の熱管理が垂要であると考えられる。
Abstract

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