学会誌「EICA」

[研究発表] 畜産業用生物脱臭装置の開発

内容
畜産経営にかかわる環境汚染問題のうち、悪臭関連問題の発生件数が最も多く、効率的な臭気防除技術の確立が急務となっている。本研究は、農水省のエコシステムプロジェクトの一環として、独立行政法人中央農業総合研究センターと協力して実施したものであり、畜産農家が導入できる低コストな脱臭装置の開発を行うことを目的に実証実験を行った。実験の結果,家畜排泄物の堆肥化過程で排出される臭気中で最も高濃度な成分であるアンモニア(平均濃度約70ppm,最高濃度200ppm)を、90%以上コンスタントに除去することが可能であった。また、冬期の低温時も90%以上の除去性能を維持することが可能であった。脱臭担体内の水分に溶解したアンモニアは、硝化菌などにより速やかに硝酸イオンまで分解されることがわかった。また、脱臭担体での窒素の蓄積は見られなかったため、脱窒反応も同時に進行していると考えられる。
7巻2号2002年
Page
147
題名
畜産業用生物脱臭装置の開発
Title
Development of Bio-deodorizing system for livestock industry
著者
○多田羅昌浩,山澤 哲,東郷芳孝(鹿島建設(株))
Authors
Kajima Technical Research Institute
著者表記
Author attribution
著者勤務先名
Office name
著者所属名
キーワード
畜産,堆肥化,臭気,生物脱臭,バイオフィルター
Key Words
""Livestock, composting, odor, Bio-deodorization, Biofilter""
概要
畜産経営にかかわる環境汚染問題のうち、悪臭関連問題の発生件数が最も多く、効率的な臭気防除技術の確立が急務となっている。本研究は、農水省のエコシステムプロジェクトの一環として、独立行政法人中央農業総合研究センターと協力して実施したものであり、畜産農家が導入できる低コストな脱臭装置の開発を行うことを目的に実証実験を行った。実験の結果,家畜排泄物の堆肥化過程で排出される臭気中で最も高濃度な成分であるアンモニア(平均濃度約70ppm,最高濃度200ppm)を、90%以上コンスタントに除去することが可能であった。また、冬期の低温時も90%以上の除去性能を維持することが可能であった。脱臭担体内の水分に溶解したアンモニアは、硝化菌などにより速やかに硝酸イオンまで分解されることがわかった。また、脱臭担体での窒素の蓄積は見られなかったため、脱窒反応も同時に進行していると考えられる。
Abstract

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