学会誌「EICA」

[研究発表] バイオマニピュレーションを行った湖におけるプランクトンに依存したオオクチバスの食性

内容
オオクチバスの食害が及ぼす在来生態系への影響は深刻で、これまでの研究では主に捕食対象となる大型の水生動物(小型魚・エビ類・水生昆虫等)に注目が集まっていた。バイオマニピュレーションで水質が浄化された長野県白樺湖では、オオクチバスは浄化が行われる以前、ワカサギを主な餌生物として利用していた。浄化に伴いワカサギが激減すると、オオクチバスは個体群を減少させると思われた。しかし、調査により魚食魚であるオオクチバスは自身よりもはるかに小さい動物プランクトンを捕食するという珍しい食性で生存していることが明らかとなった。
16巻2/3号2011年
Page
76
題名
バイオマニピュレーションを行った湖におけるプランクトンに依存したオオクチバスの食性
Title
Feeding Habitas of Largemouth Bass depending on Zooplankton in a Biomanipulated Lake
著者
伊澤智博,花里孝幸
Authors
著者表記
Author attribution
Tomohiro Ito and Takayuki Hanazato
著者勤務先名
信州大学
Office name
著者所属名
山岳科学総合研究所
キーワード
バイオマニピュレーション,オオクチバス,プランクトン,ミジンコ,生存戦略
Key Words
概要
オオクチバスの食害が及ぼす在来生態系への影響は深刻で、これまでの研究では主に捕食対象となる大型の水生動物(小型魚・エビ類・水生昆虫等)に注目が集まっていた。バイオマニピュレーションで水質が浄化された長野県白樺湖では、オオクチバスは浄化が行われる以前、ワカサギを主な餌生物として利用していた。浄化に伴いワカサギが激減すると、オオクチバスは個体群を減少させると思われた。しかし、調査により魚食魚であるオオクチバスは自身よりもはるかに小さい動物プランクトンを捕食するという珍しい食性で生存していることが明らかとなった。
Abstract

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