学会誌「EICA」

[研究発表] 一般廃棄物焼却飛灰による二酸化炭素の固定―ウルトラファインバブルを利用した固定量増加―

内容
二酸化炭素(CO2)を固定するためのカルシウム源として一般廃棄物焼却場から採取した飛灰を選定し,ウルトラファインバブル(UFB)を利用してCO2の固定量増加を試みた。UFBを含まないCO2溶解水で炭酸化処理を行った場合はCO2含有量が141mg/g増加したのに対して,UFB水を用いた場合は178mg/g増加した。XRD(X線回折)やSEM(走査電子顕微鏡)を用いた分析によりそのメカニズムを検討した結果,UFBが有する固着塩剥離効果により炭酸カルシウムによる焼却灰粒子の被覆が抑制され,より多くの水酸化カルシウムが溶出して炭酸化されたことが分かった。
28巻2/3号2023年
Page
121
題名
一般廃棄物焼却飛灰による二酸化炭素の固定<br>―ウルトラファインバブルを利用した固定量増加―
Title
Application of Ultra-fine Bubble for Enhanced Carbonation of Municipal Solid Waste Incineration Ash during Direct Aqueous Carbonation
著者
鈴木祐麻1),河合達司1),上島 裕1), 篠原智志2),田中真弓1)
Authors
著者表記
Author attribution
Tasuma SUZUKI, Tatsushi KAWAI, Yutaka KAMIJIMA, Satoshi SHINOHARA, Mayumi TANAKA
著者勤務先名
1)鹿島建設(株) 技術研究所<br>2)鹿島建設(株) 関西支店
Office name
著者所属名
キーワード
カーボンネガティブ,飛灰,炭酸カルシウム,固着塩剥離
Key Words
概要
二酸化炭素(CO2)を固定するためのカルシウム源として一般廃棄物焼却場から採取した飛灰を選定し,ウルトラファインバブル(UFB)を利用してCO2の固定量増加を試みた。UFBを含まないCO2溶解水で炭酸化処理を行った場合はCO2含有量が141mg/g増加したのに対して,UFB水を用いた場合は178mg/g増加した。XRD(X線回折)やSEM(走査電子顕微鏡)を用いた分析によりそのメカニズムを検討した結果,UFBが有する固着塩剥離効果により炭酸カルシウムによる焼却灰粒子の被覆が抑制され,より多くの水酸化カルシウムが溶出して炭酸化されたことが分かった。
Abstract

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