学会誌「EICA」

[研究発表] 脱水汚泥に含まれる化石炭素の調査とその挙動および影響推定

内容
全国28ヵ所の下水処理場における脱水汚泥中化石炭素を調査した。その結果,中央値は12.8±6.40%Cであったが,その分布は低割合部分と高割合部分の二峰性の形状を示した。過去の調査結果,および汚泥性状パラメータとの単相関分析,ならびに下水処理システム構成との数量化一類の結果から,この分布形状は嫌気性消化の有無によるものと推定された。最後に焼却経由で排出される化石炭素由来CO2量を全国レベルで試算し,汚泥処理由来で直接的に排出されるGHG排出量のうち9.8%から28.0%を占め,無視できないことが示された。
29巻2/3号2024年
Page
93
題名
脱水汚泥に含まれる化石炭素の調査とその挙動および影響推定
Title
Investigation of Fossil Carbon in Dewatered Sludge, Its Behavior and Impact Estimation
著者
大下和徹1),仲 宇飛2),福谷 哲3),高岡昌輝1)
Authors
著者表記
Author attribution
Kazuyuki Oshita, Yufei Zhong, Satoshi Fukutani and Masaki Takaoka
著者勤務先名
1)京都大学大学院 工学研究科 都市環境工学専攻<br> 2)京都大学大学院 工学研究科 都市環境工学専攻<br>(現パクテラ・テクノロジー・ジャパン(株))<br> 3)京都大学複合原子力科学研究所
Office name
著者所属名
キーワード
化石炭素,温室効果ガス,数量化一類,嫌気性消化,液体シンチレーションカウンター
Key Words
概要
全国28ヵ所の下水処理場における脱水汚泥中化石炭素を調査した。その結果,中央値は12.8±6.40%Cであったが,その分布は低割合部分と高割合部分の二峰性の形状を示した。過去の調査結果,および汚泥性状パラメータとの単相関分析,ならびに下水処理システム構成との数量化一類の結果から,この分布形状は嫌気性消化の有無によるものと推定された。最後に焼却経由で排出される化石炭素由来CO2量を全国レベルで試算し,汚泥処理由来で直接的に排出されるGHG排出量のうち9.8%から28.0%を占め,無視できないことが示された。
Abstract

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